睡眠時間に気を付けて!
夏バテの原因の1つは、暑さによる不快感でリラックスできず眠れないこと。夏は休息時間を多めに取り、就寝時間も早めにし、充分な睡眠時間の確保を!!
つまり夏を乗り切るには、睡眠時間の確保が何よりの問題です。


サマータイムを利用しよう
時計の針を1時間進め、省エネと共に太陽の動きに合わせた生活リズムを目指しましょう。
睡眠は毎日のリズムが一定なのがベストですが、そのためのコツは「寝付く時間に神経質になるより、起きる時間を一定にすること!」です。
時計の針を1時間進めるという『サマータイム(夏時間)』を利用し、脳の松果体から分泌されるメラトニンという睡眠・覚醒リズムを司るホルモンのコントロールを良くすることで、体へのメリハリをつけることができます。
暑さに弱い人、高齢者・乳幼児など、暑さでダメージを受けやすい人は、うまく冷房を利用して、睡眠の質と量を確保しましょう。但し、冷やしすぎは厳禁。『冷害』のない睡眠中の設定温度は約28度です。


寝室冷房法
うまく眠れて、翌朝に疲れが残らない快適環境づくりと、自衛策を心がけましょう。
寝室に除湿をかけましょう。但し除湿をかけると温度も一緒に下がるという旧タイプのエアコンの場合は、布団をかける・長袖長ズボンで寝る、などの自衛策を取りましょう。
あらかじめ部屋を冷やしておき、寝る時にエアコンを切る(弱くする)、またはタイマーつきで冷房する扇風機を活用するなど、快適環境を作りましょう。
なお寝ゴザは、布団と体の密着面積を減らして、体感温度を下げます。パジャマは、通気性・吸湿性が良く、熱を逃がす素材・形のものを。
代謝機能が低く、夏も長袖長ズボンがちょうど良いという人もいますが、新陳代謝が活発で産熱の大きい人では、腕からの放熱効果が大で、半袖が体温調節に一役買います。
但し、お腹だけは冷やさないように注意しましょう。冷やすと胃腸はてきめんに調子が狂います。


水分補給を怠らずに!
汗をかいた後や、喉が渇いたと感じた時は、ガマンをせず早めに水分を摂取しましょう。とにかく脱水状態になる前に水分補給を!


水よりスポーツ飲料
汗をかいて「喉が渇いた」と感じた時には、水分と共に塩分も不足しています。汗は塩分を含んでいるので、補給にはスポーツ飲料の方が適しています。
夏場は汗をかくだけで、随分エネルギーを消耗しています(汗1リットルにつき0.58kcal)。水分が細胞に浸透するにもエネルギーを使いますが、この時も水よりスポーツ飲料の方が取り込む際のエネルギーが少なくて済むのです。
但し、スポーツ飲料は、運動をして汗をかいた人用に濃く作られています。あまり汗をかいていないのに、スポーツ飲料を多飲すると、血圧が高くなる場合があるので要注意!です。
またビールを水分と思って飲むのは逆効果です。ビールを飲むと、アルコールの分解過程で水分が取り込まれて、飲んだビールの1.5倍以上が尿とともに排泄されてしまいます。ゴルフ場などで‥『うまいビールを飲む』ために、水分を我慢するのはよくありません。倒れてしまったという例も少なくないので、注意が必要です。


冷たいものばかりでなく温かい飲み物を
暑い時には、喉の渇きが即座に癒される感じを求めます。そのうちに、より冷たいものでないと爽快感を感じられなくなってしまい、ついつい極端に冷たいものに手が出てしまいがち。
冷たいものばかりでは、胃腸の働きを弱めてしまいます。どうしても冷たいものを飲みたい場合は、口に含み少し温めてから飲み込む、冷たいものの後に温かいものを口にする、炭酸やレモン・少量のお酢などの酸味を加え、温度を下げずに清涼感を得る‥などの工夫をしましょう。
*高齢者
高齢者は感覚が鈍くなっていて、脱水状態を感知しにくい傾向があります。
そういう場合は、少量ずつ1時間に1回は水を飲む、お風呂上りに、就寝前に‥と、積極的に水分を摂りましょう。
特に活動しているときは、汗をかいていないようでも、気づかれないうちに脱水状態になっていることもあります。また、高血圧の治療などで利尿剤を飲んでいる場合は、くれぐれも注意して下さい。
*就学前の幼児
幼児は「とても小さい水の容器」のような体で、すぐに空っぽになります。また尿の濃縮能力も未成熟で、水分の排出率が高いので、早めの水分補給が必要です。
どちらも”こまめに水分を補給する”という習慣をつけるようにしましょう。


夏こそ軽い運動を!
運動により、サラサラの汗で筋肉の中の乳酸など疲労物質も排出でき、血流もよくなってきて、胃腸も働くようになります。
ウォーキングや、スポーツジムなどで自転車をこいだり、またストレッチするのも良いものです。どちらも息が苦しくないペースで、15分以上続ける程度がよいでしょう。
また、エアコンの効いた部屋での運動は、かいた汗がどんどん蒸発するので快適です。
夕方涼しくなった戸外で、軽くウォーキングなど‥と、自然な汗のかき方と夏の過ごし方を工夫してみましょう。


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